今年は…(2015.1.2.)

正月になりました。
2014年は、思いのほか計画を実現できませんでした。
理由は、絵描きではない通常の仕事が「こじれて」いたためです。

結果、
絵描きとしての「左馬」と、普段の仕事を近づけてみる1年になりました。
たとえば、作品を描いたり整理したり、新規に持ちこみをしたり。

一昨年までの、自由奔放なあれこれは、ほとんどしていません。
個展もなし、絵描きライブもなし、実験的な創作もなし。

以下、2014のまとめ。

□ 夢の本‥‥不二家氏との共作で実現。http://bccks.jp/bcck/124898
□ 路上絵描き‥‥秋葉原にて。新宿、銀座ではせず。
□ 色彩を使う‥‥絵本制作や、デジタル作品などで実現。
□ その他‥‥『蛇腹島奇譚』CDジャケット絵(蛇腹姉妹さんのアルバム)

これぐらい。
大作も作りませんでした。小さな絵はいろいろ描いていました。

『蛇腹島奇譚』では、鑑賞する人が抱いている「左馬が描く絵のイメージ」に
私がアプローチしていく、つまり「期待にこたえる絵を描く」という作業を経験。
多くの時間を費やし、よくもわるくも苦労をしました。

さて現在、タッチの変化が訪れています。変えていこうという意志があります。
さらに、時々は「人」も描いてみようと思います。
(今までは、人は人が大好きなので、私は反抗し、なるべく避けていました。)
もちろん「見る人の脳裏にこびりつく」「心の無意識にこっそりと巣を張る絵を!」
という目的は変わりませんし、ますます奔放な絵になっていくかもしれません。

2015年も引き続き、左馬の世界を商業ベースに乗せていく、いやむしろ
左馬の閉じた絵の世界を、大衆媒体に乗せるアプローチをする、という
ことになると思います。

一般展示会やコンペに出すなどという、まどろっこしいことはしません。
人の働いているところへ行き、アピールし、話し、感じてきたいと思います。
その方が直接的で、刺激的。受け入れられるか、否定されるか、無視されるか、
やってみなけりゃ分かりません。人と人との間には、いろいろ起こりうるからです。
何ともおもしろいではありませんか。

これからも私が描く絵たちを、愉快に楽しく意味深に感じていただければ幸いです。