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2021年の振り返り

 2021年の今 創作を始めて10年。活動の中心は、 路上→ライブ→個展・作品集→科学・芸術サロン参加→ワークショップ→インターネット→個人 へ と移り変わってきました。 ずっと路上絵は描いていません。片耳の聴覚が不自由になりまた大きな音も苦手になって、音楽ライブへも足が遠のきました。もちろんウィルス流行のせいもあります。一時は活動のパートナー的存在であった中島さんは、遠方へと引っ越されました。一方で、「あかでみあ」という開かれた自由な科学・芸術サロンで齋藤先生に出会い、今は先生のプロジェクトと伴走しています。あとはSNSにいくつかのタネ(絵)を撒いて反応を楽しんだり、漫画のようなものを描こうとしたりしています。 中島さんと議論を深めたり、あかでみあに参加して以来、いろいろなシコリが溶解し、何かに怒ることもなく穏やかに創作と人のありように思いを巡らせることができるようになりました。自然界の仕組みというかカラクリというか、脳が描く世界と分子レベルの世界まで、だいたいつながりが見えてきて、また言葉の限界を知ってかえってホッとしたり。 今は何に興味があるかと言えば、たんぱく質(!?)ですね。付随して、細胞の働きと、それから身近すぎてうっかりしていたのですが、ウィルス、これは結構重要なファクターです。それらの「動き」が私の創作にとっては大いに参考になると思っています。 私の作品が鑑賞者の深層心理へ働きかけて、何か化学反応を引き起こす、長らくその人の深層に留まって時々思い出されたり、新たな活動や創作のきっかけとなる、さらには遺伝子のレベルで・・・ そういう願いは今も変わりません。このブログにもどこかに似た話が記されていたと思います。 一本の線が描かれれば、何かが生じる、何かが動く。 そう願い、また絵を描きます。