LINE STAMP というもの

2014年のもう一つの活動、それは「絵描き」作品そのものに、大衆性をもたせる試みです。個による閉じた世界だけでなく、「ポピュラーな(とても嫌な言い方ですが)」ものを作って提示してみます。これも実験です。

手始めに「LINE」スタンプの制作をいたしました。
LINEはスマートフォンなどで、メッセージのやり取りをリアルタイムに行えるサービスです。そこで言葉に付加させるのが「スタンプ」と呼ばれる小さなイラストです。言葉では表しにくい感情や様子を、イラストで補おうとするものです。LINEはこのイラスト「スタンプ」によって、その魅力を大いに高めました。周知のごとくです。

以前に知り合った方から、「あなたの絵(奇人シリーズ)は、スタンプのような使い方ができそうだ」と話されたことがあり、私も機会をうかがっていました。
さっそく「奇人」でスタンプを作りはじめたのですが、小さな画面にまとまりきらず、悪戦苦闘。方向を転換して、より「ポピュラーな」(嫌な言葉ですが)絵柄で40個をそろえました。

以下、ご覧ください。私の絵というよりは、私の仕事の絵に近いものです。
(先方の審査中でまだ購入できません/追記 : 7月24日〜購入可能になりました!
天気の話をするときに、どんなイラストが添えてあったら楽しくなるのか・・・。
目的や感情喚起を意識して描くことは、勉強になりました。


今後、さらに奇人シリーズに近い、個性的な第二弾も作っていきたいと思います。
最後に、スタンプの作成を私に勧めてくださった I さんに、お礼を申し上げます。

2014.4.22. 左馬さざなみ