2013年空間趣味宣言
平面存在である、絵 に物足りなさを感じている。 そこで今年の個展では 絵を「壁から離して」展示してみた。 それにしても絵は 真横や後ろから見ることはできない。 紙 という薄っぺらな素材のはかなさ。 もっと生々しい(= 物々しい!)空間性がほしい。脱 平面を。 そこで次の実験。 「絵を立体に」できないか。 あるいは「立体に絵を」描く。 ◎2013年のサマプロジェクトはこれ、 立体(立体でない)、造形(非造形)、まわりこみ、奥行き、入れ子、超遠近法‥‥。 ◎それに加えられるエッセンスはこう、 作品という劇場、絵という建築、生み出す身体性、透明なアトリエ‥‥。 ◉次の個展は2013年の秋。 おそらくは狭い部屋で、ムンとした空気、妖しげな影に彩られ、 「身体」や「声」や「言葉」を交え、揺さぶり、眠るように、 サマの 立体絵画 が 語られる イベント、 奇妙な小部屋 ふうの個展にします。