V時現象

世の中 悲嘆沈鬱という喪服が普段着となって久しい。
が それを脱ぎ捨てちまう、その転換点がきっと来る。
ひょっとしてそろそろ?‥‥そんな気配 ニオイ。
下向き目線が " あるとき不意に " 晴天に 向けられる。
新しい(あるいは幾度目かの)感性が・発想が・瞳が・生が・ドパッと開かれる。つまり「V」の字の下のとんがり。Vの時。
フェアフレムドゥンク。
瞬間、何かがはじけ、まばゆくスパークする。
グレーの世界へあふれ出る 色とりどり・形さまざま、つまりサイケ! サイケデリシャスなもろもろ、騒々しくにぎやかに、あっちでもこっちでもわあわあシュウシュウ吹き出だしてくる!
‥‥そんな幻視。
今これからの2010年代に、あの1960年代(!)に似た空気を予感しているのは、私だけか。


暗闇にぶちまけてゆく、光のあでやかさ。私も私の光をギラギラと放射していこう。
心はまさに もだえ、笑う*。

※最近よく「嗤う(わらう)」の文字を見かける「嗤う」はあざ笑い。ブラック。「笑う」は声を立てる笑い。オープン。
 わらうなら、口をあけて笑え。