2013年抱負

平面存在である、絵に物足りなさを感じている。
そこで今年の個展では 絵を「壁から離して」展示してみた。
それにしても絵は 真横や後ろから見ることはできない。
紙という薄っぺらな素材のはかなさ。
もっと生々しい(= 物々しい!)空間性がほしい。脱 平面を。

そこで次の実験。
「絵を立体に」できないか。
あるいは「立体に絵を」描く。

◎2013年のサマプロジェクトはこれ、
立体(立体でない)、造形(非造形)、まわりこみ、奥行き、入れ子、超遠近法。
加えられるエッセンスは、作品という劇場、絵という建築、生み出す身体性、透明なアトリエ。

◉次の個展は2013年の秋。
おそらくは狭い部屋で、ムンとした空気、妖しげな影に彩られ、
「身体」や「声」や「言葉」を交え、揺さぶり、眠るように、
サマの立体絵画語られるイベント、奇妙な小部屋ふうの個展にします。

まだ妄想段階ながらもうひとつ、
ボディペインティング+ダンス
立体である「肉体」を「カンバス」として、そこに白描画をものし、その肉体をもって空間の中で踊る(新世界を切り開く)というイベント。

私の描いた線をやどした肉体が、
空間にダンスによる軌跡を描いていく、
その二重性による表現。

ダンサーはヒトでもなくモノでもない。
ただ一個の世界としてそのものを空間に刻み、軌跡を残してゆく。
見る者の網膜へ、脳へ、その世界を浸透させてゆく。

可能ならばその舞台には「仕掛け」をしたい。
傍観者たちの視線をはねかえし、裸体踊りという、好奇の対象になりかねない状況を一変させるもの、傍観者たちまでも現場に引きずりこむための装置。(独身者たちを独身者にとどめさせない制裁的装置と言ってもいい。)
──それは「鏡」である。舞台の背景として鏡をおく。すべての視線を入れ子状態にし、蔑み、回帰させた上で、その舞台上の世界へと封じこめるだろう。

この企画、実現できれば緊張感に満ち満ちた異空間が出現すると思うが、さて…