今年の結論(ペロッと小さき赤舌を出しながら。)

今年のプロジェクト。
【立体絵を描く/立体絵を描く】
であるが、すでに
私の中では「行き着く先のなんたるか」の答えは出ている 
‥‥ので、もう ここで発表(宣言)しておこうとおもう。

それは、ボディペインティングである。
ボディペインティング+ダンス

立体である「肉体」を「カンバス」として、
そこに白描画をものし、しかるのち
肉体をもって空間の中で踊る(新世界を切り開く)のである。

私の描いた線をやどした肉体が、
空間にダンスによる軌跡を描いていく、
その二重性による表現。

ダンサーはヒトでもなくモノでもない。ただ
一個の世界として そのものを空間に刻み 軌跡を残してゆく。
見る者の網膜へ、脳へ、その世界を浸透させてゆく。

‥‥大仰に申し上げるも、似たようなパフォーマンスは
すでに過去、だれかによって成されているやもしれない。
そこでもうひとつ、その舞台には「仕掛け」をしたい。



それは傍観者たちの視線をはねかえし、裸体の踊りという
好奇の対象になりかねない状況を、ガラッと一変させる、
傍観者たちまでも現場に引きずりこむための装置。
(独身者たちを独身者にとどめさせない制裁的装置と言ってもいい。)

「鏡」である。
舞台の背景として鏡を敷く。
それはすべての視線を入れ子状態に祭りあげ・蔑(さげす)み、
永劫回帰させた上でその舞台上の世界へと封じこめるだろう。

この企画、実現できれば さぞ緊張感に満ち満ちた
異空間・はるかなる果てが出現することとおもう。

以上が今年、私がいくつかの実験的創作をしながらも、
最終的にたどりつくべき究極の地であるということを、
年頭早々のタネ明かしとして ここに記しておきます。