投稿

1月, 2012の投稿を表示しています

シミュレーション

イメージ
作品を家の壁に貼りだしてみる 鑑賞者のいない個(的)展 貼りだすことで、張り出すものはあるか ムクムクと? 彼らには 文字との邂逅を待っている そんな気配がある とはいえ今はまだ 絵々は寒々しそうに むき出しで 世界に置き去りにされている

捨てテイケー

イメージ
定型。おさだまり。 英語や日本語に文法があるように、音楽にも決まった仕組みがある。和音、リズム、音階のつぶつぶ。構成要素がはっきりしている。ピアノの鍵盤をめちゃくちゃにたたいても、曲にはならない。 ひるがえって絵画は? 線も色も、限りない。無限の階調がある。まったく自由かというとそうでもない。 たとえば、構図。人や物を描けば、わかりやすい方向になる(する)。そうでない常識からはみ出した絵々は「意味がない」「わからない」と言われてしまう。芸術家は創作し、と同時に鑑賞者とも向きあっているのだろう。 私は「意味のある線・意味のある方向」と「おかしな方向・とんでもない線」を平等に扱ってあげたい。どんな線でも拾い上げたい。ポンと紙上に置いてみたい。でなけりゃポケットに入れておきたい。 それがいつかは人々の耳目をギュウとねじり上げたい*。 「なんだこれは!」というギリギリの一線(一閃)に、そんな線を祭を幻を。 夢見る寝見る練り見るミニマル見世物の日々毎々、マイマイつむりの 長歩き**。 奔放まるだしなげだしパースペクティブ、陽気な立体。立体たちは踊りだせ。 あらゆる方向へ飛びだしてゆくし、あらゆる方向から飛びこんでくる。 永遠・夢幻の大祭り。多次元なり、無次元なり、そっちもこっちも ござれござれ。 「その視線をバッとつかんで、ほうり投げろ。さあさあ 何が見える?」*** ──目玉おやじである。 * ギュウとねじり上げる、略して「ギュウじる」。 ** マイマイつむりはカタつむり。片方つむればウインクと化す。通ったあとには、銀の小径(こみち)がするする残る。 *** 視点ではなくて、線の方。飛び散るビーム、めちゃくちゃなスポットライト、のイメージ。   一方、目玉おやじこそは究極の視点。どうせなら黒目だけでも。瞳孔、網膜、トコトコのこのこ一人歩きす。 「山水船」 12.9.17.

猫になる猫にのる

イメージ
ビル猫の風太が背中にしょっているビルの窓の明かりのどこかはライブカフェです。カフェの箱はお客と音楽を飲みこんで、大きくふくらんでいきます。そういう猫です。 先日「ウッドストック・カフェ」にてオランさんと江森孝之さんのライブを味わってきました。「ギターがいるとやっぱりいいですね。アコーディオンと正反対、の音が、すごくいいです」すごくいいです。オランさんの言うとおり。 江森さんのギターは手先指先じゃなくて、体全体ではじいてる。「弾く(ひく)」ことは「弾く(はじく)」こと。気持ちが、足から腰から前かがみの背中をぐるっと通って指先に、それで弦をグッと弾いてひとつの音。そこへつやつやとしたアコーディオンの音色がやってきて、わき起こる楽しい景色。 それはどんな世界? 「猫の背中のどこかの窓」にもぐりこみ、絵本のようなその音楽にひたってみればわかります。気がつけばもう音の絵本の中の登場人物となって‥‥。まずは少しの勇気と好奇心をもって、そのお店のドアをギッと、あけてみてください。 夜の街は猫の背中に。

イタチョコ座ハーメルン

先日、『イタチョコ座の怪人』第一夜 に参じた。 ライブハウスの舞台には、ラショウさんと4人の仲間たち。 セリフ劇の合間に、悲哀とユーモアの入りまじった歌が入るという構成。 途中、ラショウさん作のiPhone用ゲーム*の発表も含め、わざわざ神戸からの出張公演だ。 <あらすじ> ある夜、俳優志望の女性が地下室の劇団にやってくる。 出迎えたのは、文字通り怪しげなイタチョコ座の怪人(ラショウさん)と、手作りロボットの助手。あきらかに女性の目的とはちがう劇団。しかし強引でとんちんかんな勧誘を受け、入団するはめに。 女性と助手は「鼠」役となって、今度はイタチョコ座の怪人をたぶらかす。鼠たちは怪人が作った「鼠格(鼠の人格)」を有し、しかも二役を都合よくクルクルと使い分けながら、怪人を「ハーメルン**」に仕立て上げる。その見返りとして、ふたりは際限なく怪人にお米をねだるが‥‥ 劇中劇のハーメルンがいい。 となりの部屋から聞こえてくるミシンの音。自分もギターを弾いて、こっそり合わせてみる。そして売れ残りの「人形」たちの歌。椅子から立ち上がり身悶えるジェスチャー、叫ぶような歌声。狭い空間にはもったいない。広い舞台があればいいだろうになぁと思わせる、ラショウさんの熱演。 すべては夢か?幻か? 現実の地下のライブハウス / 架空の「イタチョコ座」 / ハーメルンの部屋、ラショウさん / イタチョコ座の怪人 / ハーメルン、劇団員のふたり / 二匹の鼠 / 人形・ものたち。これらと、劇中劇も折りこまれて、すべてが二重三重に張りめぐらされた奇妙な幻想空間。 入れ子の空間を演出しきったラショウさん、素敵な共演者とともに、満足だったのではないだろうか。 「ぬぅぬぅ、はい!」(縫う縫う、針)  くねるように歌う姿がよかった。 *イタチョコシステム『あの素晴らしい弁当を2度3度』と、もう1本。2月にリリース予定とのこと。 **童話『ハーメルンの笛吹き男』より。不思議な男が笛を吹いて、たくさんの鼠をあやつり街から追い出す。

2012年抱負

2012年辰年。今年は… 1)大きい絵を描く(カンバスはふすま?) 2)ライブ(音楽をやる方とご一緒させていただきたく) 3)個展(場所が見つかり次第) 4)『奇人圖譜』を 紙の本化(文庫サイズ・奇人倍増 100人) 5)作品をまとめてカタログに(A4サイズ) 他)ネットを飛び出し、音楽、演劇、舞踏 いろいろな方たちに会いに行きます。 このブログを見てくださる方や、Twitterのフォロワー皆さんにもお目にかかりたいですね。